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はなです。
我が家の娘は小学生です。
小学校は、自宅から(子供の足で)15~20分ほどの距離。
通学路の途中、立派な家庭菜園をされている大きなお宅があります。
そのお宅のおばあちゃんのことを、娘とお友達は親しみを込めて「野菜おばちゃん」と呼んでいるそうです。
そこで事件は起きました。
ある日、家庭菜園と道路を隔てるフェンスについていた洗濯ばさみを何の気なしに触ったお友達。
お友達「どうしよう?壊れちゃった!」
娘「どれ?貸してみて?」
直そうと思ったのが裏目に出て、洗濯ばさみは粉々。焦る二人。
(どうやら、1年くらい前からそこにくっついていたそうです)
人の物を壊してしまったから、謝らなくちゃいけない。
2人で相談して、そのお宅のチャイムを鳴らしたそうです。
残念ながら、お留守だったようです。
仕方なく二人は代わりの案を考えました。
家でお手紙とお詫びの品を用意して、明日改めて謝りに行く
もう一つ、二人で相談して決めたことがありました。
「怒られるかも知れないから、ママには内緒にしておこう」
残念ながら(?)、娘がこそこそ書いているお手紙を発見してしまい、今回の流れを知ることができました。
今回は、
- 壊してしまったのが洗濯ばさみであること
- 1年くらい前から道路に面したフェンスに付いたままなこと
を考慮して、お友達のママに報告して二人の判断に任せることにしました。
「場合によっては親である私が謝罪に行かなければいけないケースもあること」
「人の物をうっかり壊してしまったことよりも、ママ達に隠そうとしたことの方が良くないということ」をしっかり説明して、今後はきちんと話すように約束をしました。
翌日、満面の笑みで娘が学校から帰ってきました。
手にはたくさんの菊の花。
無事にお手紙を手渡すことが出来たようです。
ちゃんと謝りに来れて偉いねと、二人にお庭に咲いていた菊を切ってプレゼントして下さったんだそうです。
誰かの物を壊してしまった。
きっと、二人は怖くてたまらなかったでしょう。
そして、知らないお宅の玄関のチャイムを鳴らすのは、とても勇気を振り絞る必要があっただろうなぁと思います。
隠そうとしたのは良くないけど、二人の判断と行動はとても立派です。
このお宅のおばあちゃんにも、二人の気持ちが通じたみたい。
本当に良かったです。
「ごめんなさいって言ったら、なんか楽になった」
嬉しそうに言う娘。
それが分かった分だけ、娘とお友達は少し成長したのではないかなと思います。
悪いことをしたらすぐに謝る
絶対に言い訳をしない
夫からも常々言われていることです。
ここぞという時に、ちゃんと実行に移せてよかったなと思います。
後日談ですが、つい先日、買い物に行く途中にそのお宅の前を通りかかりました。
タイミングよく、その女性が外に出ていらしたので私からも声を掛けさせて頂きました。
「あらあらあら、あの子たちのお母さんは貴方様でしたか。
普通はそのまま逃げちゃうのに、わざわざ謝りに来てくれるなんて、いい子達ねっておうちで話していたの。
こんなおばあちゃんに話しかけてくれるなんて、嬉しくて。
またお話してねって、お子さんに伝えてくださいね」
とても穏やかな、優しい方でした。
私の想いが子供達に伝わって。
子供達の真摯な気持ちは、通学路で出会ったおばあちゃんに伝わって。
とてもほっこり、温かい。
娘も、お友達も、このまま真っすぐ育ってくれますように。
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